サス学


柏駅近くのアフタースクール/学習塾が一体化した新しい学び場です。

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2013年度のサステナビリティ学習(サス学)では、
「食と農」「エネルギー」「ライフステージ」「未来のまち」という4つのテーマに
取り組んでいます。ここでは、生徒が実際に学んだ内容を生徒目線で発表していきます。





食の大切さを認識し、適切な食べ物を選択できるようになる価値観を
形成することが目標です。生徒が持つ食に対する意識を共有した上で、
現在の地域・日本・そして世界における食に関する課題を学びます。

その後千葉県や柏市の農業や、食に対する取り組みについて、
実際のフィールドワークや、調理実習などを交えながら深め、
最終的には自分の食に対する考えや行動を自分ごととしてまとめていきます。



目次

●サス学で学んだこと
  ・ 食料自給率とTPP   澤田 佑太
  ・ 柏の農業        篠崎 翔太郎

●ネクスファ野菜部について

食料自給率って?

・ 食料自給率とは、私たちが、食べている食べ物の中にどれくらいが
  自国で作られているかという割合の事です。

・ 食料自給率の求め方は、
  「(各料理の重さ×自給率)の合計÷100÷料理の重さ÷100」です。

・ 2005年の日本の食料自給率は、40%。とても低いという事で日本では、
  FOOD ACTION NIPPON などが、立ちあがりました。
  CMなどで食料自給率が上がるように、呼びかけています。

食料自給率.png

TPPってなに?

・ TPPとは、略したもので正式名称は環太平洋戦略的経済連携協定です。
・ 最近は、農業の事ばかりが、問題になっていますが、TPPには他にも
  23分野あります。  
TPP24分野.jpg

感想
TPPに24分野あるのには、びっくりしました‼‼

柏の農業

・ カブやネギの生産量は日本トップクラス!
・ イチゴや梨などの果物も多く生産されている。
  (イチゴの場合とちおとめや紅ほっぺなどのほか千葉県育成のふさの香なども
  栽培しています)
・ アイスプラントなどの珍しい野菜も生産されている。

アイスプラント_1.pngカブ_1.png

4つのエリアごとの特徴

★北部・・・米作りが盛んに行われている。イチゴやブルーベリーの観光農園も存在する。
★南部・・・なしの生産と直売が盛ん。
★中央・・・さまざまな野菜を栽培する農家が多い。豊四季エリアはカブの名産地。
★手賀沼周辺・・・米が作られていて北部に似ている。

感想
手賀沼周辺では豚肉も生産されていると聞き驚きました。

まとめ1:食料自給率とTPP

・ 日本は、私逹が普段食べている物の中に40%しか自国で
  作られているものがない事
  →日本は輸入にとても頼っている事

・ TPPは、農業だけではない事
  他にも23分野ある事
  →今TPPで農業ばかりとり上げられているが、
   他の分野にも目をつけてほしい

まとめ2:柏の農業

ネクスファ野菜部!

ネクスファ野菜部は3,4年生が、中心になって作りました。
目的 「柏の野菜を広める!」

3・4年生1.jpg3・4年生2.jpg



ターサイ

ターサイという野菜は、肉厚の葉が特徴の中国野菜で、
油との相性が特に良くて冬になるとより甘くなります。炒め物や、
スープなどにも使われている野菜です。

ターサイ.jpg

ロマネスコ

このロマネスコという野菜は、カリフラワーの一種で
今このなんとも不思議な形状が人気を呼び、ゆでてサラダにしたり、
炒め物にしたりして、食べられてます。

ロマネスコ.png

アイスプラント

この野菜は特に珍しくて、肉厚の葉にキラキラ光る粒がついていて、
ほのかな塩味があり、何の味付けが無くても食べられます。

アイスプラント_2.png

紅菜苔(コウサイタイ)

この野菜は、むらさき色の茎が特徴の柔らかくとても甘い野菜です。
菜の花に少し似てるが、菜の花よりも、アクが少なく何にでも合せることができる、
バランスのいい野菜です。

コウサイタイ.jpg

空心菜(くうしんさい)

主に中国や東南アジアで炒め物として使われてきたのが、
この空心菜という野菜で、独特の歯ごたえが特徴。

クウシンサイ.jpg

気づいたこと

・柏の珍しい野菜は、全体的に中国野菜が多かった。
・どれもとても特徴的な野菜で、肉厚の葉にキラキラ光る粒が
ついていたりだとか、ロマネスコのような不思議な形状の物だとか、
 珍しい野菜ばかりでした。

疑問に思ったこと

Q.なぜ中国野菜が多いのだろう?
A.柏市に全国的に有名な西川 圭二さんが  たくさんの中国野菜を
作っていたからだった 

Q.アイスプラントの粒はいったいなんなのか?
A.アイスプラントの粒は、ブラッダー細胞と呼ばれるミネラルを多く含む葉の一部だった。



お弁当を作るにあたり

今回のお弁当作りは各自が各家庭で調理を行い、出来上がった料理を
持ち合って盛り付けを行う形になりました。
そのためにまず、柏市産の食材の一覧を出し各チームが使用したい材料を選びました。そしてチームごとに誰が何を作ってくるのか役割分担を決めました。

お弁当レシピ

チーム名:ナタデココ
お弁当のコンセプト:
農家の人を応援できるお弁当

おかず(材料):
・玉巻き (卵・肉)
・炒めもの (スナップエンドウ・たまねぎ・じゃがいも)
・サラダ (とうもろこし・ほうれんそう)
・サラダ(キュウリ・シーチキン)
・焼きおにぎり (もち米)
・デザート (イチゴ)

お弁当1.png

チーム名:ベジタブルS
お弁当のコンセプト:
「さすが柏」お母さんに柏の食材でもお弁当がおいしくできるんだぞ!

おかず(材料):
・ハム巻き(ハム・人参・チンゲン菜)
・卵焼き(卵・ねぎ)
・炒めもの(豚肉・ほうれんそう)
・プチトマト
・ごはん(米)
・デザート(いちご)

お弁当2.png

まとめ

初めて小学校5・6年生が「自給率の高いお弁当作り」をすると聞いて、
僕はどんなお弁当が出来上がるのか、とても楽しみにしていました。

また、近頃は外国からの輸入にほとんど頼っている日本は、
もっと自国の食料の生産量を活発にして、自給率をあげていかないと
緊急時に食料が足りなくなるという問題も、改めて見えてきました。

柏は農業がさかんで、今回のお弁当作りはバランスがいい
とてもいいものが作れたと思っています。

このような目線でお弁当などを作るのは日本の問題でもある、
食料自給率の低下をある程度抑える効果が出るかも知れません。